式場購入よりも価格が安くなる引き出物宅配。
今回は「引き出物宅配を自分でやれないかな?」と思っている強者の方へ手順を紹介しながら注意点を説明していきます。最初に言っておくと、めちゃくちゃ大変です(笑)
引き出物宅配を自分で用意する前提条件
- パソコンをもっている
パソコンがないと案内カードやサンクスカードが作ることが大変になります。また、配送状況の確認や送り状作成を考えると必須ではありませんが、ないと不便です。
- プリンタをもっている
案内カードやサンクスカードの印刷、送り状の印刷で使用します。こちらもパソコンと同じく必須ではありませんが、ないと大変です。
- 挙式日まで時間がある
自分で引き出物を郵送するのは相当な労力と時間がかかります。挙式日まで余裕がある人でなければ間に合わない可能性があります。
- 自宅に広いスペースがある
これは必須条件です。ゲスト分の引き出物を用意し、梱包するわけですから、広いスペースがないとできません。
こんな人におすすめ
最初に言っておくと”安くしたいから自分でしたい”と考えているなら、やめておきましょう。自分で梱包資材を準備したり、郵送料を考えると、ショップを使うよりも高くなります。自分で準備をするのに向いている人は「式場やネットショップで扱っていない、こだわりアイテムを引き出物にしたい」という方です。
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引き出物宅配を自分でおこなう手順
まずは引き出物宅配を自分で郵送する一連の流れをみてください。
- 引き出物アイテムの注文
- 梱包資材の準備
- サンクスカードの作成
- 案内カードの作成
- 送り状の作成
- 梱包作業
- 発送の手続き
一連の流れは上記の通りです。各内容について注意点と方法を説明していきます。
引き出物アイテムの注文
まずは引き出物を用意しなければなりません。自分で用意をするため百貨店や通販など、どこで購入をしても問題ありません。
注意点
- 引き菓子は賞味期限と保存方法に気をつける
引き菓子は賞味期限があります。短すぎると挙式日には賞味期限が残り数日や賞味期限切れになることも…自分で郵送するなら2~3ヶ月先かつ保存方法は常温のお菓子にしましょう。
- 熨斗(のし)ができるなら利用する
購入店舗やショップで熨斗がつけれるなら依頼をするようにしましょう。ご自身でのしがけをすることは非常に大変です。
- 遅くても挙式日の14日前に購入する
梱包作業があるため遅くても挙式日の14日前に購入し納品してもらう必要があります。一般的に引き出物宅配は挙式日の翌日にゲストの自宅へ郵送するのがマナーです。
梱包資材の準備
郵送するために梱包資材を準備します。ダンボールに梱包するときに隙間があるとみっともなく見栄えも悪いです。
用意する梱包資材
- ダンボール
- 緩衝材
引き出物のアイテムにより緩衝材を複数用意しなければなりません。食器などの割れ物の場合は、いわゆるプチプチといわれている資材を、その他のタオルやカタログギフトなら紙の緩衝材を用意しましょう。プチプチは楽天の「梱包資材のK-MART」、紙の緩衝材は「ダンボールのロジマート」が安くておすすめです。
- ガムテーム
説明不要でしょう。ゲスト60人でも一つあれば十分足ります。
※ダンボールのサイズはメインの引き出物(記念品)・引き菓子・プラスワンアイテム(縁起物など)の大きさを考慮したサイズにしましょう
サンクスカードの作成
郵送する引き出物の中にいれるカードのこと。
例えば、アンシェウェディングなら下記のようなカードです。引き出物宅配ならサンクスカードは一般的に無料サービスとして用意されています。
挙式当日の御礼メッセージを書いたサンクスカードをいれることで、より丁寧になります。また、熨斗の代わりとしてもお使い頂けるメリットもあります。デザインは無料ダウンロードして無地カードに印刷をしてもいいですし、トップブライダル 楽天市場店のようなサイトで購入も可能。サイズはハガキサイズで問題ありませんが、ペラペラの紙ですと貧相な印象になるためご注意ください。
サンクスカードの例文
- この度は私達の結婚式にご列席くださり、誠にありがとうございます。二人の感謝の気持ちをこめて、ささやかではございますが、心ばかりの記念品をお送りさせていただきます。今後とも末永くご指導のほど宜しくお願いいたします。
- この度は二人の門出をお祝いいただき、誠にありがとうございました。ささやかではございますが、感謝の気持ちとして心ばかりの品をお送りさせていただきます。まだまだ未熟な二人ではございますが、今後とも宜しくお願いいたします。
案内カードの作成
案内カードとは挙式当日にゲストの席に設置するカードです。例えば、ギフトナビだと以下のような案内カードです。
案内カードは絶対に必要です。挙式当日の持ち帰りが一般的ですので、必ず郵送することを伝えるようにしましょう。また、カードと共に司会者に引き出物は郵送することを言っていただくよう依頼をしておくことも忘れずに!
サンクスカードの例文
- 本日はお忙しいところご列席くださりありがとうございます。引き出物はお荷物にならないよう、ご自宅へお届けさせていただきます。
- 本日はご多用の中、ご列席いただき誠にありがとうございます。引き出物はお荷物にならないように○月○日着で、ご自宅に郵送させて頂きます。粗宴ではございますが、本日はお楽しみください。
梱包作業
全ての準備をおえたら、いよいよ梱包作業です。
梱包のコツは隙間を作らないことと適正サイズのダンボールにつめることです。購入した緩衝材をつめて隙間をなくすようにしましょう。
梱包の手順
- ダンボールを組み立てる
- 底に緩衝材を敷く
- 各アイテムをラッピングする(熨斗ありが理想)
- メインの引き出物は一番上にします。その他の引き菓子と縁起物はダンボールのサイズにあわせて設置しましょう。
- 引き出物アイテムを全てつめたら一番上にサンクスカードをおいて緩衝材をつめて完了です
送り状の作成
ゲスト宅へ郵送するため送り状を作成します。
手書きでも良いですが、ゲストの人数を考えると、時間もかかりますし、間違える可能性も…最も手軽で間違える可能性が少ないのはパソコンからの入力です。
招待状を送るときに作った住所リストさえあれば手間がかからず送り状を準備できます。以下ではクロネコヤマトでの送り状作成について説明をします。
クロネコヤマトの『らくらく送り状発行サービス』
- ヤマト運輸に会員登録をする
- お届け先アドレス帳にゲストの自宅を登録する(一括で登録はできませんが、住所リストからコピーペーストをすることで入力ミスを防ぐことが可能です)
- 送り状を印刷する(印刷した日から31日間有効です)
らくらく送り状発行サービスは楽なだけでなく、3つのメリットがあります。
- 通常よりも1件50円安くなります。ゲストが60人なら3,000円得をします。
- お届け先へ荷物の到着日時を知らせることが可能(メール登録が必要です)
- 荷物がゲスト宅へ届いたら到着完了の連絡を受け取ることができます
安くなる上に配送管理もできるため使わない手はありませんよ!
利用については「公式サイト(自宅で送り状発行)」をご覧ください。
発送の手続き
最後に発送手続きをします。
上記で説明をした『らくらく送り状発行サービス』を使うと、そのまま集荷依頼が可能です。
尚、集荷依頼をするとご自宅へ引き取りにきてくれます。ゲストの人数が多ければ、荷物量が非常に多くなるため、事前にどれぐらいの量を発送するか連絡しておくと安心!
注意点
クロネコヤマトでは届け日指定は1週間前から預かってくれます。
遅いことはもちろんダメですが、早すぎてもNGとなります。
いかがでしょうか?
ご自身で引き出物宅配を用意することは非常に大変です。また、挙式前に時間を取られることになりますので、引き出物宅配の準備だけでなく挙式全体のスケジュールに注意をする必要があります。