「引き出物、何にしよう」

そんなときは定番の引き出物から選んでみてもいいかもしれません。定番ですので、すごく喜ばれることは少ないですが、少なくてもダメな印象を与える可能性は低いです。簡単にいえばローリスクローリターンな引き出物といえますね。

メインの引き出物の定番はカタログギフト

結婚式の引き出物といえば定番中の定番がカタログギフトです。驚くことに約7割の新郎新婦が引き出物にしています。そのためカタログギフトは失敗することも少ないですし、すごく喜ばれるということも少ないです。

ただし、ひとつだけ気を付けたいのがカタログギフトの価格です。

カタログギフトはコース金額に注意

カタログギフトにはカタログギフト本体の料金の他にシステム料が必要です。例えば、あなたが3000円でカタログギフトを購入したとしましょう。

購入額 システム料 掲載アイテムの金額
3,000円 600円 2,400円

上記のように掲載アイテムの金額は2,400円となります。
この掲載アイテムは結婚式でいえばゲストが商品と交換するアイテムです。友人や同僚ゲストへの引き出物と考えても相場よりも500~1,000円も安いことになります。

結論をいえば3,000円のカタログギフトを選ぶとゲストは「選ぶものがない」という可能性が高くなります。いくら定番のカタログギフトでも結婚式の引き出物としては大失敗といえます。カタログギフトを選ぶなら最低でも3,600円以上のコースが望ましいです。

結婚式で使われるカタログギフトの定番

実は結婚式のカタログギフトには定番といわれるメーカーのカタログギフトがあります。つまりは有名メーカーのカタログギフトを選んでおけば失敗も少なくなるといえるかもしません。

カタログギフト名 会社名
RING BELL BRIDAL CATALOG GIFT
(リンベル ブライダルカタログギフト)
株式会社リンベル
Bridal AS YOU LIKE
(ブライダル アズユーライク)
株式会社シャディ
La Marie
(ラ・マリエ)
株式会社ハーモニック
MUSUBI WEDDING
(むすびウェディング)
株式会社千趣会

上記の4つは式場の取り扱いが多いブライダル専用カタログギフトです。もし式場から引き出物のパンフレットをもらっていたら、このうちのどれかが掲載されていると思います。欠点としては流通量が多いため他の人の結婚式と被る可能性があります。

周りの友人や同僚で結婚式を挙げる人が多い場合は丸かぶりする可能性もあります。そのときに、もしも自分のコースが他の人よりも低かったら…そう考えると少しリスクがあるともいえます。

少し工夫をするなら専門カタログギフト

「定番は気になるけど、被るのは嫌!」という方には専門カタログギフトをおすすめします。分かりやすいところで説明をすればグルメカタログギフトは専門カタログの代表的なシリーズです。

要するに専門カタログギフト=何かのジャンルに特化したカタログギフトということ。例えば、いま説明をしたグルメの他にワインや和牛、体験などがあります。また、バーニーズニューヨークやビームスなどセレクトショップのカタログギフト(※)もあります。

このような専門カタログギフトであれば、かぶる可能性もなく、ゲストによって贈り分けも容易ですし、ゲストからも「こんなカタログギフトをもらったのは初めて!」と喜んでくれる方も多くなります。

※セレクトショップのカタログギフトは専門カタログとは少し異なりますが、セレクトショップの特徴を活かしたハイセンスなアイテムが掲載されています

引き菓子の定番はバームクーヘン

メインの引き出物定番は、はっきりとカタログギフトといえますが、引き菓子に関しては割りとバラバラです。

しいて挙げるなら『バームクーヘン』は定番です。
カタログギフトは72.8%ですが、バームクーヘンは44.1%の新郎新婦が引き出物に選んでいます。(※)カタログギフトと比べると少なく感じますが、引き菓子の中では最も割合が多い引き菓子です。

※出典:ゼクシィ 結婚トレンド調査2017調べ

引き菓子は定番にとらわれなくてもOK

引き菓子はバームクーヘンの他にケーキ類も人気で22.2%の新郎新婦が選んでいます
チョコケーキやチーズケーキ、デニッシュなどはボリュームもあるため引き菓子として最適といえるでしょう。また、賞味期限が比較的長いクッキーやフィナンシェなどの焼菓子も人気あり。

和菓子なら昔から紅白まんじゅうは定番となっています。
和婚であれば引き菓子に和菓子を準備すると統一感があって、より一層おしゃれになります。定番でいくならバームクーヘンですが、引き菓子に不満をもつゲストはそれほど多くありません。

賞味期限だけ注意しよう

引き菓子に関しては唯一注意したいのが賞味期限です。
専門の引き出物ショップであれば賞味期限が1週間など極端に短いアイテムはそもそもありません。ですが、例えば地元で昔から付き合いのあるお菓子屋さんや百貨店のデパ地下スイーツなどを引き菓子にするときは注意が必要!

納品からゲストにお渡しする期間を考えると最低でも3週間は賞味期限があるお菓子がおすすめです。また、チョコのような温度の影響を受けるお菓子も引き菓子には不向きです。